無数のゾンビが新入したショッピングモールの中、記者のフランクさんが、モールのさまざまな
備品や商品を武器にしたり食べたりしながら、生存者を救出したり殺したりしつつ、72時間を
生き延びるゲームです。ゾンビなのでホラー要素はありますが、恐怖メインのホラーゲームとは
少し違います。
実績システムととても親和性が良いのが嬉しいところ♪
パラダイスの名に恥じない大量のゾンビ
ゲーム開始直後から百のゾンビがホールに侵入し、近くの一般人をリアルタイムで食い殺していきます。
広いホールの間近から端までさまざまな服や行動パターンのゾンビがうろついて、まさにゾンビ天国。
夜のノースコートなどは、もう通路にぎっしりゾンビがひしめきあいます。
マシンの処理能力をフル活用した「襲い来るゾンビ1000体以上」(マニュアル)です。さすがカプコンは
ゾンビの扱いに慣れている・・・
生存者を救助するときには、襲いかかるゾンビたちから生存者を守りながらエスコートしなくてはなりません。
ゾンビをなぎ払って生存者の道を作り、生存者がゾンビにつかまればまとめてとび蹴りをしてひきはがし、
なかなか進まない生存者を投げ飛ばしたりもして、目的地の安全地点につれていきます。道中ゾンビゾンビ地獄の光景。
生存者も、まっすぐついてきてくれるのもいれば、足がおそかったり、パニックおこしてゾンビを攻撃しに
行ったりするから大変なのですが、この大混乱があってこそのゾンビパラダイスというものです。
すぐに壊れる武器を、手近な武器になりそうなものに持ちかえつつ暴れるアドリブバトル。癖になりそう。
この感覚は「ダイナマイト刑事」
・・・・・・というだけにいろいろ自由です
・戦い方が自由
ゾンビと戦うためにショッピングモールにあるさまざまなものが武器になります。
身近なバットでもベンチでもなぎ払うことができます。
商品のCDを手裏剣のようにとばしたり、ボーリング玉をころがしてやっつける事も
できます(10ゾンビ倒してストライク。実績解除)フライパンを食堂のコンロで熱すると威力がアップし
ゾンビを殴ると顔に焦げ跡がつくし、バケツを頭にかぶせれば前後不覚になります。
モールには服屋もあるので、衣装も変えられます。女性服や子供服にも変えられたり、クマさんや
コブンのかぶりものをしたまま戦えてシュール。
カメラを持った記者であるフランクさんは、いろいろなシチュエーションをカメラに収める
こともできます。細部まで描かれたモールやゾンビ達との面白い場面を保存して楽しめます。
(ちなみに写真をとると、独自の評価システムによって評価にあわせた経験値が入ります)
・時間の使い方も自由
ゲームはゲーム時間で72時間。現実時間の5分がゲーム時間1時間に相当し、リアルタイムで
進行します。ゲーム序盤で、主要なモール内の封鎖は早々に解かれ、大半の場所に移動できます。
いくつものエリアにわかれた巨大ショッピングモール内のあちこちの場所に
特定時間帯に、被救助者やサイコなどが出現します。
それに関わるも触れずにおくのも自由ですし、被救助者を連れながら他のイベントをこなす同時進行も
可能です。
時間配分や手順を好きに決めて進めることができます。
[サイコの人たち]
このゲームの中ボス達は怪物ではなく気がおかしい人間。事件のショックでおかしくなったスーパー店員や
ピエロ、心に傷を負ったベトナム帰還兵、混乱に乗じて人間狩りを楽しむジーブの囚人など、とても記憶に残る人々です。
[レベルとその引き継ぎ]
サイコを倒したり、珍しいショットを撮影したり(スクープ)、ひとを救助したり、ゾンビを倒したり
・・・等などで経験値を得られます。これにより、アイテム所持数が増えたり、できるアクションが
増えたり、体力が増えたりします。引き継ぎ可能で、ゲームオーバーになっても強化されたまま
やりなおしできます。救助でもらえる値が大きいので、はじめはサバイバルモード気分で救助して
まわるといいかも。
[∞モード]
モール内でどれだけ生き延びられるかトライするモード。
個人的に一番好きなモード。
このモードでは
・時間経過によりライフが徐々に消耗
・モール内の食べ物は有限
・時間によってモール内に生存者が敵として現れ、これを倒すと食糧入手
という特殊な条件があり、この条件で食いつないでいくモード。
高い場所に避難したり、狭い場所にそこらの物を集めてバリケード作って
やりすごしますが、ライフは自動で減るので食糧を確保にくりださなくてはいけません。
だから食糧が無くなってきたら調達にでかけます。できればゾンビが弱い昼の間に・・・。
そして籠城。まさに耐久サバイバル。7日生き延びれば実績解除!
ただ、悲しいことに、現実時間をかなり潰すモードのくせに途中セーブがないのです。
しかもある条件でフリーズするバグがある(要ネット調べ)。
中断セーブなら入れられたと思うのだけど、メモリーユニットにコピーする反則対策かな。
ポーズかけられるので、それで何とかしましたが、それにしても不便〜。
・無線がいろいろと不便
オティスの無線の文字がちっさいです。救助で四苦八苦してる時にせかされるのは、いかにも
緊急時の混乱といった感じで悪くありませんが、一度きりしか表示されない重要な情報が見にくい
のはすっごく困ります。しかも途中ゾンビの攻撃などで中断されると、前起きから言い直しですし。
・時間を先送りする手段がない
忙しいときは忙しいこのゲームですが、やる事が無い時はヒマ。ヒマな時、昼寝コマンドも
ないのでコントローラーをおいて、安全な場所に放置しつつリアル時間潰しするくらいしかありません。
・残虐描写の自重
国内版は残酷描写が自重され、ゾンビの部位破損がありません。
べつにグロいのを見たいというわけではなく、結果的に武器や技によるリアクションのパターンが減って
しまったのが残念。たとえば「剣」と「オモチャの剣」の違いがはっきりしません。キャメルクラッチで
ゾンビの首がとれないのでフランクさんのスゴさが伝わらない等。
でも仕方ないことですね。なお、自重しない北米版は秋葉原で購入できるかも。
・一部使いやすすぎる武器
耐久力にも優れ、使い勝手も良い武器があり、武器破損の緊張感が薄れました。
実績システムがこのゲームをとても面白くしています。
「パラソル突撃でゾンビを30体以上跳ね飛ばす 20p」
「一回の撮影で3000PP以上を稼ぎ出す 20p」
は狙うと簡単にとることができます。
でも本編真EDかそれ以上に努力を要する実績もあります。
「同時に8人エスコートする 20p」
「同時に女性8人をエスコートする 20p」
「50人以上でモールから脱出する 20p」
「全ての種類の食料を食べる 20p」
など。とくに、上三つは生存者の出現時間や
モールをまわる時間・道順などを計画たてていかないと達成できません。
時間配分や進行路のパターンを作って工夫するのが面白いです。
僕にとって、クリア後の実績解除こそがこのゲームの本編でした。ただ
「ゾンビを53594体以上倒す 20p」はあまりに作業で苦痛でしたが・・・
かなり楽しめたし、やりこむことができたゲームです。
少しアイテムの位置やコツを把握できはじめてからが面白くなります。
気楽に、時に必至に楽しめるゲームですが、バイオハザードのような大作を
期待すると求めていたものと違ってがっかりするかも。こちらはB級映画を好んで見るようなゲームです。
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