大作ギアーズオブウォーの続編、海外からだいぶ遅れての日本版発売です。
日本版は前作同様のナイスな吹き替えに加え、日本独自のサービスがつきました。
一方で、表現面でマイルドな規制をうけてしまった部分もあります。
特に、ヘッドショットで頭が吹き飛ぶ残虐描写がカットされたのは、ヘッドショットの成功が
実感できなくなって少々残念です。仕方のない措置かもしれません。(ショットガンで
バラバラになったりチェーンソーで分断されるのは規制されずに残っています)
他に日本版の仕様のため日本国内隔離サーバーが用意されるという珍しい事がされており
総合的にみてすばらしいローカライズだと思っています。
物語は前作の続き。ライトマス爆弾での起死回生の作戦も決定的ではなく、人類最後の砦たる
ハシント高原もさらに包囲され追い詰められています。
おなじみのメンバーに世界観、そしておなじみ操作方法で、操作性こそ変わったものの
すんなりのめりこめます(新鮮味は薄いとも)。カバーアクション、あの障害物に体を隠しながらの
銃撃戦がやはり魅力です。
前回レビューでも書きましたが、ダッシュ・側転や遮蔽物に張り付いたり隠れたり、といった
一連の行動が方向スティック+Aボタンだけでできるため、高い戦略性を持ちつつも、直感的で
操作の負担にならないわけです。それに加え新しいアクションも追加されています。
たとえば新動作「ミートシールド」
ダメージを与えダウン状態になった相手をひっつかまえて防弾盾にしながら行動できます。
何だか名前も酷いし、やることもえげつないですが敵も味方も戦争は綺麗ごとではないのですね。
シールド中は当然移動が極端に遅くなり、武器も片手で扱えるピストルしか使えなくなります。
ミートシールドが砕けてしまったら使えなくなります。
上空にうちあげて爆発する弾を多数降らせる「迫撃砲」などの特徴ある新兵器の追加。
前作では視覚的に惑わせるだけだったスモークグレネードにスタン効果がつくなどの調整も
されています。
キャンペーンモード(いわゆるストーリーモード)はボリュームアップ
され、オフラインゲームとして十分な長さになっています。
キャラクター
おなじみ主人公 マーカス・フェニックス
戦友 ドミニク・サンチャゴ
メンバー(口が悪い) ベアード
メンバー(陽気) コール
メンバー(新人) カーマイン(弟)
そしてキャラクター面での掘り下げが強化されているのはキャラ重視の日本人
プレイヤーとしては嬉しいところです。前作ではキャラは魅力的ながらも深くは
描かれていなかったので、その物足りなさが解消されました。
武装カーゴでローカストとカーチェイスするシーンや巨大生物の
体内ステージなど前作とまた違った舞台が用意されています。
グラフィックも遠景が描かれることが多く、それらも緻密に描かれています。
ただし、ゲーム部分に関して言えば、前作のほうが面白いと感じました。
まず移動距離が増えたせいで、そのせいでファーストプレイにおいて
行き先を見失ったり3D酔いする事が増えました。
また、中盤では前作に比べて遠距離での銃撃戦が増えたのは個人的に残念ポイントです。
近距離中距離戦の、カバーポジションを変えながら即座の対応をしていくというギアーズの
醍醐味が薄れ、遠距離からのランサーアサルトライフルでのつつき合いが続きがちです。
戦車や怪獣に乗って苦戦してきた雑兵ローカストを一掃するのは爽快ですが
GoWメインのカバーアクションを駆使した戦闘に比べると戦略性に乏しく大味です。
特に戦車の移動の操作性がよろしくなく(とくにバック移動する時)3D酔いにもなりました。
ついでに、ボス戦。2のボスは何故か特定のアルゴリズムのループに対処するという
戦闘が多いです。ゼルダの伝説のように、そういうのも面白いですが、あまりギアーズ
らしくありません。プロモーションムービーから期待していた新しいボス、スコージ将軍との
戦闘も、イベント戦闘的で、前作のラーム将軍ほどの恐怖感がなかったのも惜しいです。
ストーリーそのものはますます核心にせまり、キャラクターの魅力もいかんなく発揮され
文句なしの大満足だったのですが。
続編も出てほしいゲームです。カーマイン兄弟の人数分出そうな気もします。
オンラインの対戦プレイと協力プレイ。前作以上にバリエーションが豊富になり、システムも
変わりました。好成績を収めればスコアが蓄積しプレイヤーレベルが上がり、実績解除の条件
にもなっています。
ランキングやプレイヤーレベルに影響するパブリックでのマッチ形式のオンライン対戦は
マッチングシステムが新しくなりました。
10人のメンバーが選ばれた後「Warzone,Excution,Annex,KingOfHill,Guardian,Submission」
の二つがランダムで選ばれ、その中からメンバーが投票します。同点だとどちらでもないルール
が選ばれます。ステージも同様。そのため、自分の好きなルールやステージで遊べるとは限りません。
大抵どれも面白いので個人的に問題ありません。前作でWarzoneに篭りっきりだった僕ですが
このシステムのおかげで新ルールの魅力に気づくことができています。ルールごとのラウンド数設定が
とても適切で、一試合ごとが丁度いい緊張感をもったまま終わるのも良いところだと思います。
単純に相手を全滅させて勝利するWarzoneやExecution
チームリーダーを援護しつつ敵リーダーを倒す戦略性が要求されるGurdian
ステージ上のテリトリーに長く陣取ったほうが勝利を得るAnnexとKing of Hill
抵抗する難民を相手チームより先に自分の陣地に連行するSubmission
ステージが大量追加されたこともあり強武器をめぐる戦いも単調になりません。
その「強武器」が強すぎるという批判もみかけますが。個人的にはスナイパーライフルを
もう少し強くしてほしいです。
なお今回の売りとして、対戦とは別に「Horde」というものもあります。
オンの5人のメンバーで箱庭的なステージの中で何波ものローカスト達の攻撃を撃退していく新しい
要素です。
ただ、ワンプレイが長くて、途中抜けの穴をCPUが埋めてくれることもないシステムなので
ちょっと気楽にあそびにくくはあります。そのため、あまり参加していないので(50ステージを
一度クリアーしただけ)Hordeの内容自体の感想は省かせていただきます。
美しいグラフィックや魅力的なキャラクターと世界観もありますが
全体的に遊びやすく、爽快で、オンラインも面白い。
奥はふかいものの敷居は低く、かなりのめりこめるスーパータイトルです。
TPSはじめての人にも、今作でも前作でもおすすめしたいと思います。
さまざまなタイプの実績があります。
キャンペーンモードの各難度クリアや協力プレイでのクリア実績
キル数や、特定のトドメの仕方をした等の累計タイプの実績
オンラインでの蓄積したレベルで解除される実績
などがあります。
単調作業を強いられる実績も一部あって、あれは前作の1万撃破のほうがよかったかな。
やりがいはあるもののコンプリートはこのゲーム一筋でプレイでもしないと
かなり難しいのではないかと思われます。
レビュートップへ
トップへ