ゲームにおけるムービーは、どうしてもゲーム本編からは分離したものと
感じてしまいがちです。
ニンジャブレードは、ムービーとゲームを見事に融合させた稀有な例となっています。
「徹底したシームレス」「頻繁に交差するゲームとムービー」「乗り物からのガンシューシーン」
「ムービーでの入力」「通常ゲーム部分でもダイナミックな演出」
そういった数々の要素をもって、見事に豪華ムービーをゲームの一部としました。
また、ムービーはリアルタイムムービーのようで、主人公に施したコスチュームチェンジは
全て生かされます。
主なアクション部分に不満はありますが、それを込みでも、一度は
プレイしてみてもらいたいゲームです。いわゆるバカゲーなのですが。
主人公はケン。
生物に突然変異を起こさせ怪物化させてしまう寄生虫アルファワームの拡大を防ぐために
東京の街に降り立ちます。
まずヘリコプターからダイブするムービー。すでにゲームははじまっていて、ボタン入力を
求められます。そしてビルの壁にワイヤーをかけ窓から突入します。
その先で怪物に襲われそのままアクションに。
ビルから飛び降りるシーンも、ボスの登場も、ヘリにのってのガンシューティングシーンも、
その切り替えをつなぐムービー入力も、、、ロード中表示などという野暮なものを挟む事もなく
一連のゲームシーンとして展開します。
ムービーでも操作「QTE」
ムービーシーンの操作はQTEと名前がつけられています。表示された入力を
タイミングよくこなすだけというLDゲーム風のものです。進行上は、成功か失敗かの
どちらかしかなく、タイミングの良さがステージ評価に影響を与えはするものの
進行分岐のようなものはありません。
この単純な操作が、ムービーをゲームの一部としてとりこむ重要な
役割を果たしています。ただ、失敗すると再度同じシーンをやりなおす事になるので
せっかくのゲームのテンポを損なっているところもあります。
しかしながら、対ボスアクションから続くボス撃破のムービーはまさにクライマックス
感が抜群です。ボスにワイヤーをうって砲丸投げKO!とか
敵が撃ったミサイルをサーフィンのように乗りこなして敵に返して撃破!とか。
ばかばかしい!なのにスゴイ!
凝ったステージ構成
ステージ序盤から迫力ある大型のボスや中ボスがなんども顔をのぞかせます。
一度撃退したモンスターが、地形をぶち破って再登場するのもザラです。
装甲車でビルの中を疾走したり、そのまま線路で
寄生された電車を砲撃したり。
展開があきさせません。
・武器の数々
アクション部分はやはりゲームのメインですから、いろいろな要素があります。
ケンは刀/双刀/大刀の3種類のメイン武器の使い分けができます。
倒した敵から得られる強化血漿によりパワーアップすれば連携も増えていきます。
・手裏剣と忍術
ただ投げるだけでなく、属性付与でさまざまな効果を発揮し忍術も使える
サブの大型手裏剣があります。ニンジャパワー(時間ですぐに回復するMPのような
忍術ポイント)を消費しますが、風を起こしたり電撃でしびれさせたり・・・。
敵の種類やシチュエーションによる使い分けが重要になります。
・ニンジャらしいアクション
壁走り(←なれないうちはストレスの元です)やワイヤージャンプなどを駆使して
駆け抜けるのが快感です。ステージの抜け方を発見して進むタイプのゲームでは
なく、テンポよく走りぬけることが重視されているので「予想外の場所を抜ける」
というような自由度はありません。
これは賛否ありそうですが、3Dで発見するタイプのゲームは僕は3D酔いするので
個人的に歓迎でした。
・「ニンジャビジョン」が各所で活躍!
ニンジャの能力を発揮すると、敵の動きがスローに見え、自分は高速でうごけるように
なります。第三者から見れば超高速で飛び回るNINJAという事でしょうね。
このオンオフの操作はやりやすく、
NINJAパワーがあるかぎり使えて、隠れた地形効果も発見できる追加効果もあります。
3Dで探し物すると酔う僕にとってこの追加効果は非常にありがたい機能です。
ボスの攻撃はアルゴリズムに忠実なものが多いです。武器や手裏剣の使い分けが
重要で、よりよい攻略方法を見出すのが楽しいものとなっています。部位破壊が
あるボスはとくに戦略性が強く、部位破壊とトドメのQTEの爽快感もあってエキサイト
しまくり。上でも書きましたが、ステージはじめからボスが現れるステージでは
ステージまるまるボスと死闘を演じている、まるで怪獣映画の臨場感です。
反面、ザコ戦闘は単調になりがちです。ザコの種類が少ないのと、性能が
よすぎる技がある事が残念です。
ザコへのトドメに、フィニッシュブローという連続技を見舞うシステムがあり、
それ自体は爽快ですが、クリアの評価以外のメリットが少ないので、喜びが
少ないです。(得られる強化血漿は増えるものの、やがては不要になるので)
どうせなら、フィニッシュブローでゲージ溜めて超忍術でザコ一掃くらいが
やりたかった・・・というかんじで、ザコとのやりとりは比較的地味でした。
やはりこのゲームの真骨頂はボス戦かなぁと。
*特定の攻撃の使い勝手が良すぎる感があります。大剣の空中切り落とし等。
*体力減少効果がある、某最終武器は別枠のほうがよかったと思います。
*ボス戦でカメラが引きすぎて距離感がつかみにくい事が多かったです。カニとか。
*ステージが長いにもかかわらず、中断セーブが無く、気楽にプレイができない。
*オプションでの文字が小さすぎます。テレビによっては現在の難度もわかりません。
*丸々使いまわしの某ステージのせいで使いまわしが多い印象が出てもったいないです。
ストーリーは気にする部分ではないかもしれませんが、伏線を回収しきれていないのと
アンディの活躍シーンが足りないのが少し残念でした。
ちなみに、メタルウルフカオスの大統領父親が登場します。360じゃないほうの旧XBOXの名物ゲーム
だそうです。僕は知らなかったのですが、フレンドの人いわく、嬉しい人にはものすごく嬉しい
ファンサービスだそうです。
クリアー実績以外にも、各ステージの条件実績があるのが面白いです。
コンプリート系とか、こまかく振り分けられていて解除が気持ちよいし
難しいものは難しくできています。
僕は・・・初期のバグで、いちばん楽しそうな実績が解除されてしまったので
テンションダウンして一時ストップしてしまいましたが(アップデート修正済み)また続きを
やりたいと思っています。
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