Xbox360ゲームレビュー


オペレーションダークネス

(実績取得状況1000/1000)


[史実ミリタリー+ファンタジー]


第二次世界大戦において、ヒトラー暗殺をすべく特殊部隊という史実背景に ファンタジーを取り入れた"サクセス"製作のSRPGです。ファンタジーは、主人公の部隊が異能力者集団である ことなどの形で取り入れられているのですが、吸血鬼あり・狼男あり・人造人間ありといった 怪物くんなみの混沌っぷりです。

キャラクターデザインは和ゲーらしいイラスト調で、豪華声優起用し、キャラクターの人間関係や ドラマも描かれてます。そこは日本のゲームらしい魅力ですね。

・グラフィック
グラフィックは正直PS2とあまりかわらずで、舞台も砂と瓦礫の殺風景世界なので 視覚的に弱いです。 ポリゴンモデルは表情が乏しく、戦闘演出もキャラのモーションも、次世代機として見るとやはり地味めです。 あくまで「次世代機ゲームとしては」ということですが。




[独特のシステム・独特のバランス]


システム「カバーアクションと死体漁り」

・カバーアクション
キャラはその場で3種類のアクションをとれます。

カバームーブ「仲間の行動に合わせて移動(移動距離が延びる)」
カバーアンブッシュ「範囲内の敵が動いたり入ってきたら銃撃」
カバーアタック「他の仲間が攻撃した場合、その敵をさらに銃撃」

のカバーで待機・迎撃準備状態に入ることができます。攻撃を食らうと強制解除させられますが アンブッシュとアタックはカバー状態中に条件を満たせばいつでも発動します。 うまい場所・タイミングでアンブッシュ要員とアタック要員を 設置させることができれば、敵ユニットが攻撃するたびに、アンブッシュ狙撃→アタック追撃×nという コンボが成立して、ものすごい能率で敵を一掃していくことができます。 これこそがこのゲームの真骨頂だと思います。

・死体漁り
聞こえが悪いですが、死んだ敵兵のところに移動すれば、その懐からアイテムを頂戴できるシステムです。 重量制限が厳しく(重いと機動力が落ちターンがなかなかまわってこない)弾薬やロケットもぎりぎりで やりくりするこのゲームでは、死体漁りは必須です。

アドリブも要求され、劣性をひっくり返すドラマティックな展開も多々ありますし。 戦場を戦っているリアルさにも一役かっています。一か八か戦車のそばの死体にかけより、対戦車ロケットを 手に入れ戦車を撃破!という逆転の快感が味わえます。



バランスとゲーム性

シミュレーションRPGなので、キャラクターにはLVがあります。 弾薬や回復役には購入できるものも含め制限が あるので気を使うところですが、LVは、くりかえし遊べる非ストーリーの独立ミッションで上げ続けることが できます。なのでいきづまることはありません。

銃器はSRPGでは珍しいほど総じて射程が長いです。 敵の近く何マスに入るというより、だいたい射程内っぽいという 目算で戦略を練ります。射程内でも距離によって命中度が異なるシステムで、1%以上なら発射できます。

ものすごい現実に即した戦力差の存在も特徴です。このゲームで戦車は恐ろしく強く 存在感があります。 普通の銃では攻撃は通らないし、轢かれたら問答無用の一撃死で、おそろしく遠距離から砲弾をうってきます。 範囲砲撃で前述のカバーアクションをいっきに解除されてしまう危険もあります。どのステージでもかならず 対戦車の装備は用意していかなくてはなりません。毎ステージなので僕はすこし面倒くさい と思いました。

異能力者の多い軍団で、一般の人間との能力差はゲームが進むにつれはっきりしてきます。 発火能力者の爆撃、狼男の特攻、フランケンパンチなどが幅をきかせてきて、戦車をまとめて葬ったりします。 最後のほうには全画面を攻撃してくる、ファンタジー常連の巨大モンスターが画面端までブレスとばしてきたり すごい壊れっぷり。しかし、それでもちゃんとゲームのバランスとして成立してるから頑張ってるのかも!

たいていどのステージでも敵増援が来ます。 形勢がかわり緊張感がありますがいきなり手薄な場所に敵があらわれたり、いきなり包囲状態に されたりと理不尽さを感じる事も多々あります。 ファーストプレイでは増援の回数も戦力もわからないので、どのくらい弾薬や回復剤を節約すべきかの 予定がたちません。 逆に、出現位置は固定なので、二度目のプレイは覚えゲーの要素が出るのですが、どうせ覚えゲーになるのなら 何らかの増援の予告でもあればよかったなと思います。 例えば「南から戦車部隊が接近中!」のような伝令が入る等です。長時間プレイできない時、遊ぶ時間の 目途がたたないのも増援の困ったところです。中断セーブがないからです。


[その他]


・特定の兵士から入手する隠し武器やシークレットファイルが存在します。とりのがすと、同じステージが くり返せないので入手不能になるのはシビアすぎる気もします。

・実績に短時間クリアー実績があります 二週目でかなり面白い要素でした。一週目で得た知識や技術で短時間に敵を片付けます。 レベルアップに時間をかけ続けることもないので、多少の低レベルチャレンジの要素も含んでいて 緊張感があります。個人的にもう少し時間制限厳しくてもよかったかなと思うのですが。

・EXミッションというRPGで言うところの裏ダンジョン的なミッションがあります。 大部屋での戦い。増援のない短期決戦で、本編よりさっくり楽しめます。でも敵のタイプも雰囲気も 変わり映えありません。 できれば本編にいないような敵や、ギャグめいた展開があったらよかったなと思いました。

・敵の種類が少なめです。敵幹部も同じキャラが何度も出る傾向にあります。

・銃のタイプは兵器マニアが喜ぶ内容らしいです。僕は知識がないのでわかりませんでしたが。

・カメラの視点があまりよくありません。方向がわからなくなりがちです。

・アイテムのまとめ買いができないのは少し不便に感じました。




[まとめ]


死体漁り、カバーアクション、増援、対戦車といったゲーム的な特徴は人によって評価がわかれると思います。 緊張感と戦略性を感じるか、わずらわしさを感じるか・・・。僕はその両方を半々くらいに感じました。

システムもバランスも舞台設定も、特徴の強い意欲作に仕上がっています。 画像や演出や大作っぽさを重視する人には向かないかもしれません。

シリアスにありえないファンタジーやオカルトがからむB級っぽさも含めて楽しむが吉です。ナチスのあの 有名な人たちがポリゴンモデルになって登場し、戦います。


[実績関係]

だいたいがミッションクリアでとれるものと、漁りで入手する 貴重アイテムのコンプリート実績系です。
上で書きましたが
「Mission 01〜27を35時間以内にクリア 100p」
はゲームの上達が必要でやりごたえある面白い実績だと思います。




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