Xbox360ゲームレビュー


天外魔境ZIRIA〜遥かなるジパング〜

(実績取得状況850/1000)


[とても丁寧なリメイク]


PCエンジンCD-ROMROMの名作RPGのリメイク。 まだファミコンが全盛の当時にイベントシーンでアニメーションが取り入れられる豪華な ゲームでPCエンジンを代表するほどのゲームです。その天外シリーズの第一作目のリメイクです。 プレイヤーはどちらかというと第三者視点で、シナリオとキャラ主導という、今でこそ主流ですが 当時の日本RPGではかなり珍しい路線でした。

そのアニメで描かれるシーンと小さいドット絵でギャップを感じてしまう部分もあった わけですが、今のゲームならばフルポリゴンでいけます。両方の意味において、今世代に移植するには もってこいのシリーズといえるかと。(逆に、当時の天外シリーズの専売特許が無くなってしまったと不利に とることもできますが)

今作は、単なるハイエンド機へのリメイクでは終わっていないのが良いところです。 「描写が不足していた部分を掘り下げた」という売りのとおり、シナリオが補強され とりわけ敵の幹部達のキャラクター描写が濃くなっています。 蛇姫の設定がー、ゴーモンとの因縁がー、あとカーメンカーメンのキャラがー。いろいろ 変わりすぎなくらい変ってるので新鮮です。

初めての人の評価は、原作を知っている人と比べて、高くなるのか低くなるのか・・・

ただ、あくまでリメイクだから最先端の大型大作タイトルというものを期待するダメよ



・キャラクターは
  自来也(ジライア) ガマ族の勇者。刀を使いガマを召喚する主人公。
  綱手(ツナデ) ナメクジ族の勇者。大斧をふりまわす怪力少女。
  大蛇丸(オロチマル) ヘビ族の勇者。槍や弓を使うハンサム様。

昨今のRPGと比べるとキャラは少ないかもですが、この3人と3すくみはこのテーマの作品ではお約束ですし。 ちなみに、戦闘ではこの3人に、1体の召喚獣(蝦蟇、蛞蝓、大蛇)を戦闘に加える事が できます。



・グラフィックとかBGMとか
町も風景も敵もBGMも、ジパングだけあって和風です。アニメ的な色遣いで、デフォルメのきいた モデリングで、世界観ともども馴染みやすいと思います。美麗というタイプのグラフィックでは ありません。他のRPGに比べるとオブジェクトのディティールも甘いと言われそう。ただ、 雰囲気としてはこの路線で良いのではないでしょうか。



[戦闘やシステム]


コマンド入力式ターン制の昔ながらのRPGです。目新しいものは特にありません。昔のゲームですからね。 しかし、戦闘を面白くする要素はたくさんバランスよくもりこまれています。

各地の神獣の解放やレベルアップなどにより使えるが増えていきます。一般RPGの魔法にあたるもので その効果もオーソドックスなものが多いです。また、各地の達人に実践稽古をつけてもらうことで、 一長一短の奥義を覚えることが できます。各キャラがその使役する召喚獣をよびだし戦闘参加させることができます。独自のステータスと AIパターンをもって行動し、その召喚獣がいる時のみ使える技が存在します。

メンバーが特定の行動をとった時に連携技を閃くのが面白いです。例えば
「自来也>周作斬り、綱手>魔旋風、大蛇丸>凍竜 → 連携技"氷結粉塵"」
とコマンド選択した時に連携技を閃き、以後連携ゲージを消費して使う事ができるようになります。 種類も豊富で演出も独自なのも面白いです。 連携ゲージは戦闘をするとたまっていき、次の戦闘にも持ち越せるものなので、使い放題では ないですが、それだけに強力!使い込むことで熟練度が上がり、ゲージ使用量が減ります。 この連携を探し当て、育てるのがこのゲームの楽しさの一つです。

重要な要素として「3すくみ」が存在します。
属性っていうのはRPGじゃもはやお約束ですが、このゲームの場合、味方のみならず敵にもみな 蛙・蛇・蛞蝓の属性がついており(もちろん力関係は「蛇→蛙→蛞蝓→蛇,,,」)戦闘中の敵の名前表記に 表示されています。これが、全くメンドクサイところがなく、ちょうど良いスパイスになってます。

ゲームバランスは良好です。強い敵にはザコでもけっこう苦労します。術切れにヒヤヒヤする事もあり 適度の緊張感があります。ボス戦など、攻撃補助や状態異常の存在感があり、そこに召喚獣や連携技も からみ、3すくみ属性も大きく影響するので戦略性が高くなっています。個人的にはもっと敵強くても 問題なしです。




[全体的に快適プレイ]


全体的に遊び安いです。オープニングアニメの後もストーリー説明が長くされることもなく、すぐに フィールドに出てゲーム本編がはじまります。戦闘も快適でロードも短く、早送りボタンをおせば ボイスと効果音だけの女神転生か里見の謎かといったような超スピードバトルにもできます。

一部、カメラの視点が悪いところがあります。特に開始早々のカメラワークが最悪で、第一印象で 損してます。家から出ればあとは全編大丈夫ですが、冒頭いきなり酔いました。

進行の自由度は低いわりに、次にいくべき場所がわからなくなる事があります。それが、謎解きや 新天地発見のためのものならいいのですが、フラグ立てに近いものである事もあるのはややマイナスかなぁ。

昔プレイした人も、名前だけ知っているはじめての人も、遊んでほしいと思います。 低ストレスでサクッと楽しめます。



[実績関係]

クリアーで約半分。あとは奥技収集や巻物収集などのやりこみ系です。 どうやら、全連携技オープンという実績があるようですが、これは厳しい・・・! ヒントはないので多数の選択肢から全部のパターンをためしていかなくてはならない。 更にレビュー中に触れませんでしたが、陣形というものがあって、特定陣形でしか発生しないものも あるので全部発見するのは至難の業でしょうね。


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