Xbox360で、今でこそたくさんのRPGが出ていますが、このeMは360初の国産RPGでした。
開発はフロムソフトウェア。マニアックでつきはなした感じのキングスフィールドを製作した会社ですが
このゲームは遊び安く解りやすい、まったく正反対のゲームで逆にびっくり!
とにかく「良い意味で素直に楽しめたゲーム」でした。
チュートリアルも親切で、世界観自体もやたらややこしいという事もなく、簡単にのめりこめます。
膨大な設定や複雑な人間関係やら愛憎劇やらの類はあまりなく、個性的だけれど親しみやすいキャラ達に
すんなり感情移入できます。
・グラフィック
超美麗というほどではないにしろ、綺麗です。次世代機でないとできない画面。
背景に動きがほとんど無いのが少し寂しいかな。
・主要キャラクターの面々はこんな感じ(カラーはキャラのイメージから)
・熱血単純系の主人公アツマ
・親友の優等生トウヤ
・トウヤに恋するマッチョ美形なオカママコト
・ちょっとツンツンしたヒロイン系のカリン
・一見無愛想な武人さんライガ
・賞金稼ぎの少女ユウキ
ゲーム開始時のチュートリアル的なダンジョンでしょっぱなから漫才のようなかけあいが楽しいです。
その時のメンバーはアツマトウヤ
マコトの3人。しょっぱなから個性的というより濃い面々で
苦手な人がいないとも言い切れませんが。何かホモ同人のネタにされそうな空気も作中にちらほら。
戦闘は特徴的で、敵陣営と味方陣営それぞれ3×4で区切られたグリッドで、シミュレーションゲームの
ようなターン性です。移動・技選択・攻撃対象選択を全員設定し終えると演出の入った攻撃が開始し
それが終わると相手のターンとなります。攻撃をする際、キャラごとに異なる技によって攻撃可能範囲が
異なり、それゆえ前衛後衛といった得意間合いがでてきます。また、前方に味方がいると後衛キャラへの
ダメージが極端に減るので、それも戦略に生かすことができます。
戦闘のたびにグリッド移動は面倒と思う人もいるかも。オート戦闘や早送りなど、快適プレイのための
救済策もちゃんとあります。(早送りはもう少し早いほうがよかったかも)
そしてもう一つの特徴が、エンチャントにより生み出されたゴーレムが生活に密着している世界観のとおり
ゴーレムをその戦闘に参加させることができます。人間のメインキャラとは別に、8体のゴーレムを携帯する
ことができ、人間キャラ同様に戦闘に参加させられます。店で買ったり、道中に配置されているゴーレムを
倒すことでそのコアを入手しパーティに加入させられます。(つれていけないゴーレムは預けられます)
数えてはいませんが、公式によると130種類以上だそうで、プレイしての体感的にもかなりの種類があり"色違い"
の類がありません。
ロボや魔物もいれば、世界観から浮いてるほどの二次元イラスト風な女子ゴーレムまでいろいろ。
彼らもボイス付きで、攻撃やダメージや勝利や死亡時のみならず、仲間にかばわれた時や復活時などにも
専用セリフが用意されています。丁寧な仕事で感激〜。
ちなみに、テーマソングを歌っている方や、暴君ハバネロがゴーレムとして出演しています。
*ハバネロの自爆はフリーズバグ持ち。さすが暴君。
ゲームの難度はけっこう良い具合かと思われます。個人的な好みもあると思いますが、レベルが低いと
ザコ戦もなかなか苦労します。中継ポイント間の距離も厳しすぎず優しすぎず、少し緊張感が出る
程度の良い塩梅で、全体的なゲームバランスは悪くありません。
ただ、もったいないのはゲームの特徴であり、製作者の力が入ってるゴーレムを活躍させる場面・必然性が乏しい事です。
というのもメインキャラである人間キャラが万能で、戦闘で出せる人数が4キャラだけ
であるうえに、ストーリーのどの場面においても人間キャラの人数が揃っているので、ゴーレムに頼らなければ
いけない状況にもなりません。
僕はお気に入りゴーレムが何体もいたし、セリフも楽しみたかったのでよく使いましたが、そうして
意識して使わないと出番がないくらいです。できれば
・ゴーレムだけの特殊システムをつける(人間とは違う条件で発動できる大技など)
・攻撃特化/防御特価などステータスをもっと尖ったものにする
(やたら威力の高い攻撃をできるが軟いとか前衛で盾になれる耐久力とか)
・フレンドリィポイント(友好度)の効果をもっと大きくする
・VPをさらに低く設定し、その分、単純に人間キャラよりステータスで優遇
・Liveのゴーレムバトルをレベル別にして豪華なアイテムを景品に
他にもカジノのゴーレムバトルをゴーレムオンリーにするとか、人間キャラのVPをもう少し
低めに設定してパーティの交代が必要なバランスにする等いろいろゴーレムの出番を増やす調整方法が
あったと思います。
縛りプレイ/こだわりプレイ/XboxLiveの対戦用?
これだけ魅力的なゴーレム用意してそれじゃもったいないとおもうのであります。
王道の展開で、ギャグもある意味ベタな感じもあるこのゲーム。しかし、いろいろと心に残る
名ゼリフが多いです。大どんでん返しのようなものはなくても、エンディングの後に
心にさわやかな風が吹くきもちの良いラストです。
個人的に、このゲームのファンが増えてくれると嬉しいです。
「○○を撃破 25p」のような実績が20項目以上ありますが、どれもストーリー上、必然的に
達成されるものばかり。クリアーしただけで全部解除されます。
実績そのもので楽しむ感じではないですが、RPGにおいて、周回前提でないものは、実績のせいで
変にとりこぼしが気になってしまうよりもクリア即解除のほうが素直にたのしめて良いかもしれません。
気持ちの良いラストに、ご褒美にポコンと解除されておしまいというのもたまには良しです。
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